チェルシーのベルギー代表FWロメル・ルカク(30)はサウジアラビア行きに乗り気ではないようだ。
今夏にレンタル先のインテルからチェルシーに復帰したルカク。しかし、ルカクが引き続きインテルでのプレーを望み、両クラブで交渉を重ねた結果、最終的に移籍金3500万ユーロ(約54億4000万円)＋アドオン500万ユーロ(約7億8000万円)での完全移籍に近づいていた。
ところが、土壇場でルカクがユベントス行きに意欲を見せるなど不誠実な態度を取ったことで状況が一変。激怒したインテルが獲得から撤退したことを受け、ルカクの獲得レースにはユベントスとアル・ヒラルが参戦している模様だ。
そんな中で、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、アル・ヒラルが移籍金5000万ユーロ(約77億9000万円)を提示。完全移籍なら、売却先は問わないチェルシーが乗り気な一方、ルカク本人はあくまで欧州リーグでのプレーを望み、オファーを拒否する見込みだ。
ただし、ルカクが移籍を望むユベントスはチェルシーが求める4000万ユーロ(約62億3000万円)の移籍金を用意するため、先にセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチ(23)を売却する必要があるとのこと。ヴラホビッチにはパリ・サンジェルマン(PSG)が接触しているが、交渉がまとまらなかった場合、ルカクはチェルシーで不本意な新シーズンを迎える可能性もある。
