「バービー」監督 お気に入り俳優のカメオ出演叶わずイライラ

映画『バービー』のグレタ・ガーウィグ監督は、同作で俳優のティモシー・シャラメと女優のシアーシャ・ローナンのカメオ出演を計画していたという。自身が監督した2019年の映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』に出演していた2人の出演を熱望していたものの、実現できず「とてもイライラした」そうだ。

ガーウィグ監督はシネマブレンドにこう語った。「ちょっとだけの出演にならざるを得ないのはわかっていた。当時シアーシャは映画をプロデュースしていたから。そのことをとても誇りに思う。もちろん素晴らしい作品よ。でもこれは特別なカメオ出演になるはずだった」「ティミーも一緒に名物のカメオ出演をする予定だったんだけど、2人ともそれができなくて、すごく困ったわ。でも、私は彼らをとても愛している」

ティモシーとシアーシャにとても好意を持っているというガーウィグ監督は、2人抜きで『バービー』を作ることは、まるで「(自分の)子どもたち抜きで何かをするような気分だった」と振り返っている。

当時シアーシャは映画『ジ・アウトラン』のプロデュース中。ティモシーは主人公ウィリー・ウォンカを演じた映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の撮影に加え、『デューン 砂の惑星PART2』の撮影も控えていた為、出演は叶わなかった。

だがバービーとケンを演じるマーゴット・ロビーとライアン・ゴズリングの他、ウィル・フェレル、『アグリー・ベティ』のアメリカ・フェレーラ、『セックス・エデュケーション』のエマ・マッキーら、数々の豪華キャスト陣が顔を揃えた。

一方主役を演じるマーゴットはロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで行われた同新作のワールドプレミアで 「グレタのような人が監督でなければ、私たちのほとんどは関わっていなかったと思う。グレタ以外には考えられない」とデッドラインに語っている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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