ミリー・マッケンジー三冠達成 18歳で英国から参戦の努力家「やっと、やっとです」

センダイガールズプロレスの後楽園ホール大会が16日に行われ、挑戦者のミリー・マッケンジー(23)が、センダイガールズワールド第12代王者に輝いた。3度目の防衛を目指した朱崇花から12分47秒、エビ固めで3カウントを奪った。

絶体絶命の場面から鮮やかに逆転した。朱崇花の執ようなグラウンドでスタミナを奪われ、容赦ない打撃で顔をゆがめた。一歩も引かない打撃戦で粘るも、鈍い衝撃音が響いた頭突きから流れが悪化。ジャーマンスープレックス、ムーンサルトプレス、頭部への蹴り3連発などを浴びた。最後はみちのくドライバーを仕掛けられたが、巧みに切り返して丸め込み一瞬のスキを突いてみせた。

英国出身。18歳で参戦し、ジュニア、タッグの王座を獲得。これで団体三冠を達成。「やっと、やっとです。心からうれしい」と喜んだ。「とてもタフな試合だったが、とても楽しかった」と前王者の強さを認めつつ、笑顔を見せた。ベルト獲得後は岩田美香から挑戦要求を受け、受諾する構えを見せていた。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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