DASH・チサコ 長期欠場からの復帰戦で超危険技発射 盟友・松本浩代に敗れるもタッグベルト奪回に照準

センダイガールズプロレスの後楽園ホール大会が16日に行われ、DASH・チサコが松本浩代との一騎打ちで、長期欠場からの復帰を果たした。試合は14分25秒、ロックドロップからの片エビ固めで敗れたが、ブランクを感じさせない激闘を繰り広げた。

客席がどよめいた。DASH・チサコは場外の長テーブルに松本を寝かせ、リングに組み立てた脚立の最上段からダイビングボディプレスを敢行。約2.5メートルほどを落下し、圧巻の危険技を完成させた。さらにコーナーポストからフットスタンプを3連射。続くボティープレスは剣山で返され、逆転を許した。復帰星には届かなかったが、すがすがしい表情を浮かべた。

タッグベルトをともに巻いていた盟友との激闘。昨年12月の試合で右肩を負傷し、手術を行っていた。復帰戦で爪痕を残し、試合後は仲良く引き揚げた。

DASH・チサコは「バチバチで死にそうでしたが、これを望んでいました。復帰まで本当に支えてもらった。ありがとうございました」と松本に感謝。「全部受けてもらって、悔しくないと言えばウソになるけど、私にとってはいい負けでした」と隣でほほ笑む盟友に語りかけた。激闘を終え、充実した表情浮かべた両者。松本から「こっからだぞ。見とけ」とハッパをかけられ、タッグ王座奪回に狙いを定めていた。

(よろず~ニュース・山本 鋼平)

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