立民、徳永久志衆院議員の除名決定 「党運営に著しい悪影響」

徳永久志衆院議員

 立憲民主党は18日、前滋賀県連代表の徳永久志衆院議員(比例近畿)が提出した離党届を受理せず、除籍(除名)処分にしたと発表した。議員辞職を勧告することも決めた。いずれも同日付。

 党倫理委員会で決定し、常任幹事会が正式に承認した。倫理委は、徳永氏が衆院小選挙区の区割り変更に伴う新たな滋賀2区の公認候補者に内定し、党常任幹事だった立場を踏まえ、離党行為について「説得力に欠ける理由により、一方的に離党の意思を表明することは党の結束を乱し、党運営に著しい悪影響を及ぼす」と厳しく指摘した。

 徳永氏は「党本部の決定を厳粛に受け止める。今後は無所属の立場から新しい政治や政党のあり方を模索し、政権交代を目指す」とのコメントを出した。

 徳永氏は6月27日、党の国会対応に違和感を覚えたとして、離党届を提出していた。

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