原発問題、飲食業界への補助金なし

特区政府は先に日本が原発処理水を海洋放出した場合は即時、東京、福島など10都県からの水産物輸入を禁止すると発表した。7月15日の香港メディアによると、特区政府環境及生態局の謝展寰・局長はテレビ番組のインタビューを受け「日本が原発廃水を海洋放出した場合、市民の健康を保障するために必要な行動を取らなくてはならない」と述べ、輸入禁止の開始期間は日本政府の行動次第と説明。謝局長はさらに、日本側が表明している処理水の安全は実験室での実験に基づくものに過ぎず、海洋放出の規模は大きく30年を要するため、途中で問題が発生しないことを保証するのは難しいと指摘。輸入禁止の範囲に内陸部の県も含まれていることから範囲が大き過ぎるのではとの問いに対し、該当範囲は福島県の近隣で依然リスクがあるため観察を行い、後日、問題がなければ緩和を検討することを明らかにした。また飲食業界に対し補助金を提供するかどうかについて、政府は目下のところ計画はないと答えた。現在すでに懸念を抱いている市民に対しては、最良の方法は市場で提供される食品は必ず安全であると認知させることと指摘した。

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