J1横浜Mは19日、スコットランド・プレミアリーグの名門セルティックとの国際親善試合(午後7時・日産ス)に挑む。前日の18日には両クラブによる合同記者会見が行われ、横浜MのFW宮市亮(30)は「歴史的にも名高いチームと対戦できるのはうれしい。サポーターも楽しみにしているので、いい試合にしたい」と意気込んだ。
セルティックにはFW前田、DF岩田と横浜Mから羽ばたいた俊英が所属。晴れの凱旋(がいせん)試合であると同時に、マリノスにとっては好転のきっかけとしたい親善試合だ。
天皇杯3回戦では町田に、J1では川崎に不覚を取って中断期間に入っただけに「リーグ戦は残り13試合。そこに向けていい準備ができるのではないか」とマスカット監督。前任のポステコグルー氏から引き継いだロジャーズ新監督の手腕に注目しつつ、勝ちに行く姿勢を崩さない。
前田から「ボールを持ちながらでもスピードが落ちない。僕が見てきた中で一番速い」とたたえられた宮市は、「(前田)大然はほっといたら三日くらいスプリントしているんじゃないかというくらい体力がある。互いにスピードを生かした展開を出せれば」と満面の笑み。Jリーグ王者として、サッカーファンの胸を焦がす好ゲームを約束した。