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Jリーグが開幕してから30年が経過し、数多くの日本人ストライカーが記録にも記憶にも残る活躍を見せてきた。
優れたフォワードたちはチームを救い、タイトルに導いた。攻撃の花形ポジションは魅力にあふれている。
今回はJリーグで得点を量産した優れた日本人ストライカー5人を選出した。
広島で輝きを放った和製インザーギ
佐藤寿人
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主に活躍したチーム:サンフレッチェ広島
J1通算161得点で歴代3位の記録を持つ佐藤は、一瞬のスピード、判断の速さ、相手の隙をつくタイミングで裏へ抜け出す能力に長けたストライカーだ。
2012年にはリーグ戦34試合22得点でJ1得点王、リーグMVP、日本年間最優秀選手賞の個人三冠を果たし、広島をJ1初優勝へと導いた。
その後も2013、2015シーズンもチームのリーグ制覇に大きく貢献。オフサイドラインギリギリで勝負する姿は、敬愛するフィリッポ・インザーギを彷彿させる完成度だった。
日本史上屈指の万能型ストライカー
前田遼一
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主に活躍したチーム:ジュビロ磐田
2009、2010年シーズンに2年連続でJ1得点王に輝いた前田は、前線でのポストプレーや空中戦の強さなど日本人では珍しいタイプの万能型ストライカーだった。
2007年から2012年まで前田がシーズン初得点(リーグ戦)した相手がJ2降格するジンクス「デスゴール」が国内外で話題となった。
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現在は日本代表コーチとして指導者の道を歩んでおり、森保一監督の下で後進の指導に励んでいる。
黄金世代の寿司ボンバー
高原直泰
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主に活躍したチーム:ジュビロ磐田
ジュビロ磐田の黄金期を支えた高原は、空中戦、ミドルシュート、抜け出しなど多彩な得点パターンを持ったストライカーだ。
2002年にリーグ戦27試合26得点と爆発し。このシーズンのリーグMVPと得点王を獲得し、磐田のリーグ制覇の原動力となった。
現在は日本フットボールリーグ(JFL、4部相当)の沖縄SV(エスファウ)で選手兼任監督として活躍中。
今月2日の鈴鹿ポイントゲッターズ戦で得点し、J1、J2、J3、JFL、地域(九州)、都道府県(沖縄県社会人)の全て国内カテゴリーで得点を記録したことで話題となった。
前人未到の3季連続得点王
大久保嘉人
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主に活躍したチーム:川崎フロンターレ
2013年から2015年にかけて前人未到の3シーズン連続で得点王となった大久保は、J1通算最多得点記録(191得点)を保持している。
職人技と例えられる細かい動き直しとポジショニング調整からの抜け出しは、対策が困難だった。決定力とマリーシアにも長けており、優れた技術と泥臭さも併せ持っていた。
得点以外ではラフプレーも目立っており、J1通算最多イエローカード104枚、レッドカード日本最多12枚とカードコレクターだった。ただピッチ外では温厚な人物で、SNSで子供たちと戯れる姿はとてもハートフルだ。
日本サッカーの歴史を築いた生きる伝説
中山雅史
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主に活躍したチーム:ジュビロ磐田
炎のストライカー・ゴン中山は、1998年ワールドカップ・フランス大会ジャマイカ戦で日本人初のW杯得点者となった伝説のゴールハンターだ。
Jリーグでは1998年シーズンに4試合連続ハットトリック(一時ギネス記録に認定されていた)など、リーグ戦27試合36得点とシーズン史上最多得点の神がかった活躍を披露し、リーグMVPと得点王を受賞。 2000年にもリーグ戦29試合20ゴールを挙げて2度目の得点王に輝いた。
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現在はJ3アスルクラロ沼津で監督を務め、現役時代の熱く泥臭いスタイルからクレバーな戦術家の一面を見せている。
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ちなみにゴン中山の由来は、筑波大の先輩から人気お笑いバラエティー番組の「オレたちひょうきん族」のビートたけしが演じた鬼瓦権造に顔が似ていると言われたことが始まりだという。