ポステコグルー監督の新生トッテナム、初陣でシュート「28本」を記録!「4本」のウェストハムに敗れる

プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーは18日、プレシーズンマッチの初戦で同じロンドンのウェストハム・ユナイテッドと対戦した。

セルティックからアンジェ・ポステコグルー監督を迎えたトッテナム。日本に馴染みのある指揮官のイングランドでの初陣ということもあり、日本でもDAZNが試合を配信した。

トッテナムは4-3-3のシステムを採用。GKはエンポリから獲得したグリエルモ・ヴィカーリオ。DFは右からペドロ・ポロ、クリスティアン・ロメロ、ジャフェット・タンガンガ、セルヒオ・レギロンが並び、その前にイヴ・ビスマをアンカー気味に配置した。

インサイドハーフはオリヴァー・スキップと、レスター・シティから加入した注目のジェームズ・マディソン。ウィングは右にデヤン・クルセフスキ、左にマノル・ソロモンが入り、1トップはキャプテンのハリー・ケインが務めた。

試合は、ポステコグルーが持ち込んだ新しいサッカーでチグハグさが目立つトッテナムに対し、ウェストハムがセットプレーから2点を先制。

しかし、30分過ぎからトッテナムがウェストハムの4-4-2を攻略し始め、ほぼ押し込んだ状態で前半を終える。

後半、トッテナムはスタメン11人全員を変更したが優勢は変わらず。積極的な“偽サイドバック”の立ち位置とハイプレッシングでウェストハムに息をさせない状態が続いた。

前半から決定機を外し続けていたトッテナムだが、69分にジオバニ・ロ・チェルソのボレーで1点を返すと、3分後にはCKからデスティニー・ウドジェ。

ウディネーゼから加わった20歳のイタリア人DFが試合を振り出しに戻した。

試合はその後、78分にカウンターからジャンルカ・スカマッカが決勝点をあげたウェストハムが3-2で勝利している。

『Optus Sport』によれば、トッテナムはこの試合でシュート28本を記録。シュート4本で3得点のウェストハムに敗れはしたものの、全体を通してポステコグルー監督らしさを存分に発揮した初陣となった。

なお、デイヴィッド・モイーズ監督率いるウェストハムはこれがプレシーズン3試合目。15日のパース・グローリー戦(6-2勝利)から中2日ということもあり選手の入れ替えが目立った。

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また相手のトッテナムが今季初戦ということで、90分を通して特に対策を見せずプレシーズンの1試合として戦っていた。プレミアリーグでの対戦時はおそらくまた違った姿を見せるはずだ。

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