【シンガポール】有名ナイトクラブが日本進出、9月に銀座で[媒体]

シンガポールの有名ナイトクラブ「ズーク」が日本に進出する(ベルーナ提供)

カタログ通販大手のベルーナ(埼玉県上尾市)は18日、ホテル事業を担う子会社グランベルホテル(東京都中央区)を通じ、シンガポールの有名ナイトクラブ「ズーク(Zouk)」を運営するズーク・グループとパートナーシップ提携を結んだと発表した。9月に銀座で「ズークトウキョウ」をオープンする。ズークが日本に進出するのは初めて。グランベルホテルがナイトクラブを展開するのも初となる。

ベルーナは9月、銀座に複合商業施設「グランベルスクエア」を正式オープンする。ズークトウキョウは同施設の地下2~3階に入居する予定だ。日本人客と外国人客の両方の来場を見込む。

ベルーナの広報担当者はNNAに対し、「ズークとは経営ノウハウやロゴの提供、人材派遣などで提携し、共同でズークトウキョウを運営していく」と説明した。

新施設内ではグランベルホテルが運営するホテル「ギンザ・ホテル・バイ・グランベル」や、スパサウナ施設が4月に先行オープンしている。ベルーナは新施設を宿泊、エンターテインメント、グルメ、温浴をカバーする「滞在型感動創出拠点」とする考えだ。

ズークは30年以上の歴史を持つナイトクラブ。最先端の音楽や照明システム、質の高いサービスなどで知られる。英国のナイトクラブ・DJ専門雑誌が毎年発表する世界のトップクラブ・ランキングでは、2023年に10位に入るなど高く評価されている。

ズーク・グループは世界的なDJが参加する音楽フェスティバル「ズークアウト」も開催。シンガポールのほか、マレーシアや米国で「ズーク」ブランドの店舗を展開している。米国では既存のラスベガス店に加え、24年にロサンゼルス店をオープンする計画だ。

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