山田(氷見出身)好投、1回無失点 富山でフレッシュオールスター

白熱した試合を繰り広げる両チームの選手たち。投手は山田=富山市民球場(椎名哲平撮影)

 プロ野球の若手選手たちによる「フレッシュオールスターゲーム2023」は18日、富山市民球場であり、ウエスタン・リーグ選抜がイースタン・リーグ選抜を7-3で下した。イースタン選抜の巨人・山田龍聖投手(22)=氷見市出身、高岡商高出=は八回裏に8番手として登板し、2奪三振で1回を無失点に抑える快投を見せ、駆け付けた1万2529人を沸かせた。

 ウエスタン選抜は一回に森下(阪神)の右中間への2点適時二塁打で先制。3-0で迎えた六回表にイースタン選抜・平良(楽天)の2点適時打で1点差に詰め寄られたが、七回に井坪(阪神)の2点適時二塁打などで4点を加えて突き放した。最優秀選手(MVP)には4打数3安打3打点の森下が選ばれた。

 スタンドや外野席には大勢の野球ファンらが詰めかけ、次代のスター選手たちに声援を送った。山田は試合後「歓声に応えようと頑張れた。結果にほっとしている」と語った。

 富山市はこの試合を契機として、オールスターゲームの誘致を目指している。フレッシュオールスターゲームが県内で開かれたのは1998年、2011年に続いて3度目。北日本新聞社共催。

スタンドの声援に手を振って応える山田
8番手で登板した山田=富山市民球場

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