味方を退場させた審判を半殺しにした愚行選手、拳銃自殺…「心の底から謝ったが、受け入れてくれなかった」

アルゼンチンのアマチュアリーグで起きたショッキングな出来事が物議を醸している。

先週土曜、サランディで行われた5人制サッカーで事件は起きた。

ウィリアムズ・アレクサンデル・タポンという選手は味方にレッドカードを提示した主審に激怒。相手を殴打した後に頭部を思い蹴り蹴りつけると主審は意識を失った。

この映像が拡散されると、「刑務所に行け」「サッカーを汚している」「一生プレーするな」などと非難が殺到。

『TyC Sports』などによれば、主審から刑事告訴された24歳のタポンは逮捕されるはずだったが、遺体で発見されたという。

【動画】これはひどすぎる…自殺した選手が主審を暴行したショッキングな映像

頭部に銃創があり、拳銃で自殺したと見られている。

主審は病院で治療を受けた後に退院したが、タポンは死亡する前に謝罪していた。

退場癖があったというタポンは「自分が間違っていた。あの5分は我を忘れてしまい、レフェリーに対してああいう反応をしてしあった。キレたとしか言いようがない。レフェリーは最初から全て相手寄りだった。」としつつ、「(主審から)告訴されたくないなら、30万ペソ(76万円)を払えと言われた。心の底から謝ったが、彼は受け入れてくれなかった。彼を殺していたかもしれないが、そのつもりはなかった。昨日は寝れなかった。みんなから殺していたかもしれないと言われた」とも話していた。

タポンにはパートナーとの間に2人の子供(2歳と7カ月の子)がいたが、最近母親を亡くしており、その影響もあったようだ。

パートナーは「彼はひどい状態だった。わけがわからなくなったと言っていた。別れを告げるメッセージで彼は子供たちをよろしくと言っていて、子供たちが刑務所で毎日苦しむ自分を見るくらいなら一度だけにしたほうがましだと。で、倒れている彼を見つけた」と話している。

姉妹もタポンが自殺したことを認めており、最後には家族宛てにメッセージも送られていたという。

なお、現地ではタポンは麻薬取引や強姦罪の容疑でも告訴されていたという情報も伝えられている。

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