倒壊…給食センターを囲う鋼板、幅37メートル分が倒れる 小学校側に設置され高さ3メートル 原因を調査中

給食センターの囲い、37メートル倒壊=朝霞市

 埼玉県朝霞市は18日、老朽化などにより解体工事に着手している同市栄町5丁目の栄町学校給食センターで17日、同敷地を囲っている鋼製の高さ約3メートルの板が37メートルにわたり倒壊した、と発表した。けが人はなく、カラーコーンなどにより仮設区画を設置し、24時間態勢で交通誘導員を配置するなどして対応しており、市で原因を調べている。

 市によると、同センターの敷地は縦34メートル、横37メートルの大きさで、南西に朝霞第四中学校、北側に朝霞第八小学校が隣接。東側に市道が通っている。鋼板は幅約90センチの板数十枚をパイプで連結し、4方向を囲っている。倒れたのは第八小学校側に設置された鋼板で、同校との間隔は約5メートルで通路として使用されていた。

 17日午後2時20分ごろ、同センターの鋼板が倒れているのを第八小学校のグラウンドを利用していた市民が発見し、110番した。同センターの解体工事はさいたま市の中央建設協同組合が約1億6千万円で受注し、2022年3月から23年12月末までの工期で着手している。

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