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かなざわ総本舗稲田本店(上越市稲田4)は今夏、かき氷の販売に力を入れる。建築金物設計・製造・販売のサカタ製作所(長岡市与板町)の最新かき氷機を導入し「薄く、ふわふわ」という流行の食感を実現した。和菓子の材料を使った職人手製のシロップを用い、差別化を図る。
かき氷は25年ほど前から続く、稲田本店の夏の名物商品。鋭い切れ味のかき氷機でふわふわした食感を実現しようと、サカタ製作所のかき氷機を約100万円かけ導入した。氷は羽根のように薄く削られ、器に舞い落ちるように収まる。口溶けやシロップの染み込みも良い。金澤一輝社長は「最近流行しているかき氷を出せるようになった」と話す。
シロップやソースは菓子職人による自家製。銘菓「出陣餅」をベースにした「出陣氷」(税込み880円)は、菓子用と同じヨモギをソースに、黒糖のシロップ、きなこを使う。出陣餅をトッピングし、冷たくコシのある食感を楽しめる。他にも6種類のメニューをそろえる。気軽に味わってもらおうと、テイクアウトも始めることにしている。
かき氷を楽しめる喫茶の営業は午前10時から午後5時(ラストオーダーは午後4時)まで。不定休。問い合わせは同店(電025・522・5500)へ。
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