銚子電鉄100周年を記念!石田純一さん、いしだ壱成さん親子の初共演映画が公開開始

「散歩屋ケンちゃん」のキービジュアル

 千葉県銚子市のローカル鉄道「銚子電鉄」開業100周年を記念して制作された映画「散歩屋ケンちゃん」の公開がスタートしました。映画では、俳優の石田純一さん、いしだ壱成さん親子が初共演。昭和50年代の銚子を舞台に、父と子の「再生」をテーマにした人間ドラマが描かれます。(ちばとぴ!タウン=ちばとぴ!編集部)

 同映画は、銚電の経営状況を逆手に取ったユニークなスナック菓子「まずい棒」の考案者で、銚電が製作に取り組んだ映画「電車を止めるな!」の原作者でもある寺井広樹さんが企画し、監督を務めています。クラウドファンディングにより実現しました。

 定職に就かず「何でも屋」として働くケンちゃんが「散歩屋」を始め、さまざまな事情を抱える客と出会う、といったストーリー。幼いころに父親に捨てられた主人公ケンちゃんが様々な「親子」と出会う中で、生き別れた父への思いと向き合い、成長していく映画です。

 銚子市内のほか都内や横浜市内で撮影。主演・ケンちゃん役となるいしだ壱成さんが父親・石田純一さんとの親子初共演を果たしたほか、グルメ漫画界の巨匠・ビッグ錠さん、女優の佐伯日菜子さん、フォークシンガーの友川カズキさんらも出演しました。撮影は、人気映画「カメラを止めるな!」で撮影監督を務めた曽根剛さんが担当しています。

 全国順次公開の初日となる7月7日には、東京の「池袋シネマ・ロサ」で舞台あいさつが行われ、石田純一さん、いしだ壱成さん親子が並んで手を振る様子も見られました。

 銚子電鉄の100周年を記念した本作品、収益の一部は銚子電鉄に寄付されます。心温まる作品とともに、銚子の魅力が全国に伝わるといいですね。

画像提供:©2023 「散歩屋ケンちゃん」製作委員会 配給:株式会社たきびファクトリー

映画に出演するいしだ壱成さん。映画には銚子電鉄も登場します
舞台あいさつに登壇した石田純一さん(右)と、いしだ壱成さん

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