性別変更選手のプロテスト認めず ボクシング、安全管理で

記者会見するボクシング元世界女子フライ級王者の真道ゴー=19日午後、大阪市

 日本ボクシングコミッション(JBC)は19日、東京都内で理事会を開き、性別適合手術を経て男性選手としての活動を目指す元世界女子フライ級王者の真道ゴー(36)=グリーンツダ=の男子のプロテスト受検を認めないことを決めた。試合での安全管理の面で見送りになった。

 今後、男子選手との試合形式のスパーリングを行った上で安全面などを精査し、データや内容によっては受検を認める可能性があるという。

 真道は2017年に手術を受けて戸籍を変更。昨年4月に男子のプロテスト受検を申請した。JBCは医師らによる諮問委員会を開き、協議していた。

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