広島市のアパートで隣りの部屋に住む男性を蹴って死亡させたとして、18日、女(64)が逮捕された事件で、警察は19日、容疑を殺人に切り替えて女を送検しました。
殺人の疑いで送検されたのは、広島市西区庚午中の無職・池田絹子 容疑者(64)です。
警察によりますと、池田容疑者は18日午後8時半ごろ、自分の住むアパートの通路で 土谷哲男 さん(80)の腹部を複数回蹴り、転倒した土谷さんの顔面などをさらに蹴るなどして殺害した疑いがもたれています。
警察は18日、池田容疑者を傷害致死の疑いで逮捕していましたが、池田容疑者に殺意があったと認められることなどから、殺人容疑に切り替えたということです。
池田容疑者は逮捕当時、容疑を認めていました。
解剖の結果、土谷さんの死因は腹などを強く蹴られたことによる外傷性ショックだと判明したということです。
池田容疑者と土谷さんは同じアパートの隣りの部屋に住んでいて、池田容疑者は「近隣トラブルがあった」という趣旨の供述をしているということです。