大雨の避難140人、土砂崩れも 秋田、住民は不安抱え片付け

秋田市寺内神屋敷で起きた土砂崩れ=19日午後

 秋田県は19日、記録的大雨の影響による避難者がなお140人(午前11時現在)に上り、うち105人(同)が秋田市と発表した。19日も雨が降り、新たに土砂崩れも起きた。住民は不安を抱えながら片付けを続けた。

 県によると、計約6700戸で断水が続く。住宅被害は1123棟で、最大で3万2千世帯を見込む秋田市は120棟分しか集計できていない。市幹部は、今後1週間で詳細な把握を目指すとしている。

 県警によると19日午前、秋田市寺内神屋敷で土砂崩れが起き、国道7号に流入した。

 市内の東部市民サービスセンターでは、一度は減った避難者が、この日の雨の影響で午後から増えているという。

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