米人気歌手 視力と聴力に問題抱え、車も運転できず 薬物過剰摂取の後遺症に苦しむ 

歌手で女優のデミ・ロヴァート(30)は、今でも2018年の薬物過剰摂取に起因する視力と聴力の問題を抱えていることを明かした。後悔はしていないものの、後遺症が今も続く5年前の緊急事態は起きなければよかったと思っているという。

ラジオ局シリウスXMのDJアンディ・コーエンに語った。「過去は変えられないから後悔はないけど。後悔に一番近い出来事として、薬物過剰摂取をした時、誰かに美しいと言ってほしかった。私はそう思っていなかったから。2つ目は、痛みに耐えていればその痛みは過ぎ去るのだと誰かに言ってほしかった」「実際に障害が残った。今も視覚障害と聴覚障害があるわ」

デミは視力の問題で2度と車を運転することができなくなってしまったが、それは正しい道を歩むための絶え間ない戒めになっているそうだ。「視界に死角があるから運転はしないの」「毎日いつも思い出すわ。日常で人の顔を見ると、いつも視界に死角ができる。だから、2度と同じ事を起こさないよう正しい道を歩むことへのコンスタントなリマインダーなの」

デミは以前、薬物過剰摂取の後、死まであと数分のところにいたことを明かしていた。ザ・サン紙によると「発見されたとき私は真っ青で、医師はあと5分から10分しか残っていなかったと言っていたわ」「もし誰も来てくれなかったら、今日ここにいなかったはず」「回復には時間がかかる。時間が信頼を生みだす」「人々からもう一度信頼してもらえるような自分にならなければならないという学びを得る経験だった」

「その唯一の方法は、自分自身で証明すること。口だけじゃなくて行動すること。私の家族は素晴らしいわ。今も心配しているかって?もちろんそうよ」「家族を苦しめてしまったことは、決して消えない。結局彼らを苦しめてしまった」と語っていたという。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社