オーバメヤンのマルセイユ移籍が決定的…フリーでの加入に

[写真:Getty Images]

チェルシーの元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン(34)のマルセイユ移籍が決定的となった。

移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、オーバメヤンはマルセイユからの3年契約のオファーに合意。また、余剰人員のサラリーの負担を減らしたいチェルシーは相手方が求めるフリートランスファーに同意しており、個人間・クラブ間の双方での合意に至ったという。

そして、オーバメヤンはドイツでプレシーズンキャンプを実施しているマルセイユのチームに合流し、20日のメディカルチェックを経て、正式にヴェロドロームの一員となるようだ。

これまでドルトムントやアーセナル、バルセロナで活躍したオーバメヤンは、2022年9月にチェルシーへ加入。ドルトムント時代を知るトーマス・トゥヘル監督のラブコールに応じる形での移籍となったが、その恩師は自身が加入早々に解任。結果としてチェルシーでの居場所が徐々に無くなり、2022-23シーズンは公式戦21試合で3ゴールに終わった。

新シーズンからはマウリシオ・ポチェッティーノ新監督がチームを率いるが、前線からの強度の高いプレッシングを要求するスタイルにおいて元々の献身性の低さに加え、加齢による衰えが否めないベテランストライカーに居場所はなし。今夏の退団が既定路線となっていた。

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