【香港】海鮮丼の「つじ半」、香港1号店がオープン[サービス]

外食大手ワタミのグループ会社で香港で飲食店運営を手がける和民(中国)は17日、日本の海鮮丼専門店「日本橋海鮮丼 つじ半」の香港1号店を開業した。締めに鯛だしを入れる食べ方などを提案し、香港人に「新しい海鮮丼体験」を提供することで、既存の海鮮丼店との差別化を図る。

つじ半1号店は大嶼山(ランタオ島)・東涌の商業施設「東薈城(シティーゲート)」内に設けた。香港国際空港や、中国広東省珠海と香港、マカオをつなぐ海上橋「港珠澳大橋」に近いため旅行者が多いことや、付近に高級住宅街があることが決め手となった。

海鮮丼は世界各地の水産物を使用し、日本で研修済みのスタッフが調理する。海鮮丼のレギュラーメニューは4種類で、「梅」は168HKドル(約3,000円)、「竹」は198HKドル、「松」は238HKドル。「特上」は298HKドルで、ウニやイクラ、カニ、マグロなどがぜいたくに盛り付けられる。締めには鯛だしをかけて茶漬けとしても楽しめる。

ドリンクは「完熟桃サイダー」「さくらコーラ」(各33HKドル)を香港限定メニューとして提供する。

つじ半の石川敬雅マネジャーは「職人として、客に提供する一杯一杯を大事に扱い、香港の方にも喜んでもらいたい」と語った。

和民(中国)の担当者によると、香港人は会話をしながら食事を楽しむことが多いため、日本の店舗よりテーブル席を多く設置した。将来的には2号店を設置することも視野に入れる。

海鮮丼専門店「つじ半」の香港1号店が開業した。写真は「特上」=18日、東涌(NNA撮影)

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