9、10月に台北臨時便 富山、訪日客向け計7便

 富山県は19日、富山―台北を結ぶ中華航空(チャイナエアライン)が9月26日~10月16日、インバウンド(訪日客)向けの臨時便を運航すると発表した。計7便で、最大948人の来県が見込まれる。富山―台北の定期便は新型コロナの影響で2020年3月から運休が続いており、臨時便は4、5月に実施して以来4カ月ぶりとなる。

 新田八朗知事が19日の会見で明らかにした。運航日は9月26日、30日、10月3日、4日、8日、12日、16日。運航予定時刻は台北発午前9時35分、富山着午後1時40分、富山発午後3時、台北着同5時20分(いずれも現地時間)となる。

 いずれも、台北から富山への旅客を対象としたインバウンドチャーターで、4泊5日のプランが想定されている。新田知事は、立山黒部アルペンルートや黒部峡谷などの紅葉シーズンを見越してチャイナエアラインと協議をしてきたとし「臨時便が実現し、うれしく思う」と述べた。

 一方で富山―台北の定期便は、10月末までの運休が決まっており、新田知事は「秋の臨時便でも着実に実績を上げ、定期便の早期再開に向けて取り組みたい」と意欲を示した。

© 株式会社北國新聞社