模型だからできる新幹線のかっこいいシーンベスト3 非現実的なジャンクションが第3位【鉄ちゃんの○○3選】

 “鉄ちゃん”に得意分野で鉄道の魅力を語ってもらうコーナー。今回登場するのは、Nゲージ約2300両を所有し、福井県内外のイベントで出張展示している模型鉄の伊藤晃嗣さん(32)=福井市。市下馬中央公園にある「震災電車」の保存活動に取り組む福井鉄道161保存会代表も務める。線路を自由につなげて空想の世界をつくるのが好みの伊藤さんに「模型だからできる新幹線のかっこいいシーン」ベスト3をつくってもらった。

3位・ジャンクション

 道路のように線路を並べていくのが好き。今回は高速道路のジャンクションをイメージ。高架複線をいくつも組み合わせて多層階のものをつくってみた。初めての6階建て。いかに非現実的な世界で車両を走らせられるか。私が好きな模型の楽しみ方だ。

2位・駅通過

 長い編成の車両が駅を通過していく瞬間は格別。現実世界でも見ることができるが、いろんなアングルから見ることができるのが模型の醍醐味。私は寝転んで、ホームの端から通過していく車両を間近で見るのが好き。皆さんも自分の好きなアングルを見つけてみて。

1位・車両基地

 車両がずらりと並ぶ様子はかっこいい。今回は、初代新幹線で団子鼻が特徴の0系~最新型の東海道新幹線N700S、さらには欧州大陸と英国を結ぶ高速鉄道ユーロスターなど計24種類を並べてみた。模型だからこそ、地域や時代を超えて、歴代の新幹線を並べられる。

 【ここにも注目!】車両基地は地域のイベントなどで披露すると、訪れた親子連れらに大人気だ。子どもは知っている新幹線があると喜んでくれるし、親も「昔この車両に乗ったことがあるんだよ」と懐かしむ。自然と親子の会話が弾んでいる。

© 株式会社福井新聞社