生鯵の入荷がないと提供なし!横浜で味わう噂に違わぬ美味しさの「あじフライ」

お母さんが切り盛りする昔ながらの定食屋

横浜駅西口の地下街から通じる飲食店街「トーヨーのれん街」にひっそりと佇む『お食事処・まえだや』。
お店の看板は「とんかつ」となっていますが、常連客から愛される知る人ぞ知る揚げ物を中心とした定食のお店です。

店内は昔ながらの定食屋といった雰囲気で、席はカウンター7席のみです。

メニューは「あじフライ定食(あじフライ2枚)」の他に、「ロースカツ定食」、「ヒレカツ定食」のとんかつ類、「エビフライ」や「キスフライ」などの揚げ物の定食がメインですが、焼魚系の定食も充実しています。

看板メニューの「あじフライ」は生鯵の入荷した時のみ味わえる逸品!あじフライがある時は、天井に付いている店名看板に「本日あじフライあります!!」と紙が貼られます。

「あじフライ定食」は大ぶりなアジフライが2枚に付け合わせのキャベツ、天然出汁のみそ汁とご飯、漬物がセットになった定食です。

ちなみにあじフライは時価!お店の方に訊くと、その日に入荷した鯵のサイズや仕入れ値で変わるそうです。

あじフライはふんわりサクッと揚がった身厚のもので、箸で身を切ると湯気が上ります。柔らかい身は火の通り加減が素晴らしく、薄きつね色のパン粉は、油分が良く切れておりサクサク。

1枚目は何もつけずに!噛みしめれば鯵から熱々の旨味たっぷりのエキスがジュワジュワっとしみ出し、香ばしい衣と渾然一体となります。魚臭さを感じさせないその後口は、これまで慣れ親しんできたあじフライのイメージとは一線を画する美味しさです。

何もつけなくても食べられる美味しさのあじフライですが、2枚目はソースで堪能!

美味しいあじフライの定義は、揚げの調理スキルみたいなものは存在しますが、仕入れる鯵の良し悪しで味が決まると言っても過言ではない。やはり鯵のサイズが小さいと身も薄くなるので、上手く揚げられたとしても“ふっくら感”は出ないので、ある程度の大きさは必須と感じます。その上でこちらのあじフライはそれらの条件を満たしています。

新潟県産こしひかりを使ったご飯に、優しい味噌の味がする天然出汁のわかめの味噌汁も抜かりなし!

揚げたての香ばしい衣をまとった身厚のあじフライに心は踊る!横浜に訪れた際は一度ご賞味あれ!

お食事処・まえだや

〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1丁目1−1−8

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*この記事は2023年6月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:ニッポンごはん旅・編集長

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