京都府綾部市産の万願寺甘とうを使った給食を提供する「あやべ丸ごといただきます あじわいランチの日」がこのほど、市内10小学校と6中学校で催され、生徒、児童約2千人が甘とう入りのカレースープ煮を味わった。
市内の農家が栽培した甘とう計51キロを、各校の調理師が軟らかくなりすぎないよう軽く火を通して作った。
栗町の豊里小では、児童約160人が食欲をそそるカレーの香りに顔をほころばせて口に運んだ。6年の児童(11)は「給食以外で甘とうを食べたことがないけど、シャキッとしておいしかった。好きになった」と満足そうだった。
ランチの日は地域の農産物に関心を持ってもらおうと、市と市教育委員会が2006年度から実施している。