東北や関東甲信 今夜にかけて激しい雷雨のおそれ 週末は東・西日本で暑い

 

 東北や関東甲信は今夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込み。東北はこれまでの大雨により、地盤の緩んでいる所があるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要だ。天気の急な変化、落雷や突風、降ひょうにも注意が必要となる。また、関東から西の太平洋側は、蒸し暑い状態が続くため熱中症対策が必要だ。

■空模様の変化に注意

 湿った空気や上空の寒気の影響で、東北から関東甲信にかけて大気の状態が不安定となっている。東北は午後も雨が降りやすく、雷を伴い激しく降る所がある見込み。関東甲信は昼過ぎから関東北部を中心に雷雲が発達して、局地的に1時間に50ミリの非常に激しい雨の降るおそれがある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、道路の冠水などに警戒・注意が必要だ。

■午後はにわか雨

 21日(金)は、梅雨明けの発表があった東海、近畿、中国を中心に晴れる見込み。一方、東北の太平洋側や関東は湿った空気の影響で雲が多めで、前線に近い九州南部も雲が取れにくい見通し。午後は、東北や東日本の内陸でにわか雨があり、西日本の太平洋側も山沿いを中心に急な雨に注意が必要だ。なお、東海から西は厳しい暑さが続くため、引き続き熱中症予防を心がけたい。

■週末は暑い

 22日(土)は北日本や北陸で晴れて、関東あたりも晴れ間がありそうだ。西日本は九州や四国で雲が広がり、午前中は雨の降る所がある見込み。23日(日)は西日本で雲の出やすい地域が多いが、東・北日本は晴れて日差しが強い見込み。なお、週末は真夏の気温となる地域が多いため、万全な暑さ対策が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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