予算確保で「農家の離農止めるメッセージに」 農業5団体が沖縄県に要望書

 JA沖縄中央会など5団体は19日、県庁に照屋義実副知事を訪ね、沖縄振興特別推進交付金(一括交付金)の拡充など予算確保に関する要請書を手渡した。JA沖縄中央会の普天間朝重会長は予算確保の意義について、「予算が増えることは農家の離農を止めるメッセージになる」と述べた。

 要請書を提出したのは、JA沖縄中央会、JAおきなわ、県花卉(かき)園芸農業協同組合、県酪農農業協同組合、県養鶏農業協同組合の5団体。要請書では、一括交付金の拡充などのほか、品目ごとの課題などを訴えている。

 照屋副知事は「農業は国際情勢を受けて厳しい状況になっている。予算確保に向けて各団体と一丸となって国に要請したい」と力を込めた。

 (福田修平)

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