イオン好調の夏商戦、涼しい「浴衣」人気高まる ギネス挑戦企画も 日傘など暑さ対策商品、急激に売れる

「冷感素材の商品も豊富」と話すイオンレイクタウン店の田島さん

 新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い外出や行楽需要が高まる中、今年の夏商戦の出足が好調だ。涼しげな装いの「浴衣」人気が高まっている。

 総合スーパー「イオン」「イオンスタイル」を展開するイオンリテール(千葉市)は全国約380店舗で需要喚起のイベントを実施している。衣料品売り場にお薦めコーディネートのマネキン人形を設置。また、浴衣や甚平姿の人物写真を集めた世界最大のオンラインフォトアルバムを作成し、ギネス世界記録に挑戦する企画なども行っている。

 埼玉県越谷市のイオンレイクタウン店の服飾・浴衣担当田島千穂さんは「今年はくすみカラーの薄めの生地で、普段着っぽくカジュアルかつ上品な着こなしがトレンド。日傘など暑さ対策の商品も急激に伸びている」と紹介した。

 花火大会や夏祭りを4年ぶりに通常開催する自治体が増えていることに加え、連日の猛暑で、売り上げはコロナ禍前の水準(2019年同月)に回復しているという。

© 株式会社埼玉新聞社