中心部、民間の催しなどで歩行者天国 花巻市、魅力向上を目指す

 

 花巻市は23日、市中心部の公共空間活用に向けた社会実験を始める。花巻中央広場や大堰川プロムナード(ともに吹張町)、上町通りなどを使った催しなど、民間事業者から募ったアイデアを実践し、エリアの魅力向上に向けた効果を検証。空間活用もまちづくりの一部と捉え、地域の活力創出を目指す。

 第1弾の23日は4者のプログラムを実施。花巻おもちゃ美術館は手作りおもちゃ体験ブースを設け、花巻北高生も参加しストリートペイントを行う。商店街アーケードに傘を並べるフォトスポットも設置される。エリアは車両の通行を規制して歩行者天国化し、バスは終日迂回(うかい)する。

 実験は8月25~27日、9月24日も行う。市は近隣住民や事業者らのアンケート調査で効果を検証し、来年度以降の取り組みにつなげる。

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