角田、チームを離れるデ・フリースは「ペースがあり、知識に基づく優れたフィードバックをチームに与えた」と語る

 角田裕毅は、アルファタウリでニック・デ・フリースとともにレースをした時間を楽しんでいたと述べており、F1のレースにおいて“ペースがあった”デ・フリースから学ぶことがあったと主張している。

 先週、レッドブルはデ・フリースを放出し、今週のF1第12戦ハンガリーGPからダニエル・リカルドを起用することを選択した。ヘルムート・マルコは、28歳のデ・フリースがアルファタウリでの10レースの間に期待に応えられなかったと主張している。

 今週末のハンガロリンクでのレースラウンドを前に、角田は個人的に友情を育んでいた元チームメイトのデ・フリースに敬意を表した。

「この10レースの間、ニックと楽しい時間を過ごしました」と角田は語った。

「僕は彼から学ぶことがありました。また、僕たちはコースを離れて楽しい時間を過ごすこともできました」

「彼は他のカテゴリーでの豊富な経験を持っており、知識に基づいてチームに優れたフィードバックを与えてくれました。彼にはペースがありました。そして友人として、僕は彼との時間を楽しんでいました」

ニック・デ・フリース&角田裕毅(アルファタウリ)

 デ・フリースは、予選でもレースでも角田にとってほとんど脅威ではなかったことがわかったが、23歳の角田はこれからは8度のグランプリ優勝経験を持つ経験豊富なベテランと対戦することになる。しかし角田は、リカルドがアルファタウリのガレージの反対側にいることで恩恵を受けることができるだろうと考えている。

「ダニエルと仕事をすることを楽しみにしています。彼のことをよく知っているとは言えませんが、今年春のマイアミでの撮影で楽しい時間を一緒に過ごしました」

「経験豊富で優れたドライバーをチームメイトに持つことには恩恵があると思います。彼から多くのことを学べると確信していますし、彼がマシン開発を前進させるための何かをチームにもたらすことができるだろうと期待しています」

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