ユナイテッド、35歳エバンスとの短期契約を指揮官が説明「双方にとって利益」

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督が、北アイルランド代表DFジョニー・エバンス(35)との短期契約について説明した。イギリス『ミラー』が伝えている。

ユナイテッドは18日、今夏レスター・シティを退団し、無所属となっていたエバンスと7月31日までの短期契約を結んだと発表。ユナイテッドの下部組織で育ったエバンスはファーストチームでも通算198試合に出場した経験を持ち、8年ぶりの帰還という形になった。

19日には背番号「27」を背負ってリヨンとのプレシーズンマッチに出場。DFラファエル・ヴァランに代わって後半頭から投入され、センターバックとして1-0の勝利に貢献した。

テン・ハグ監督はクラブ公式チャンネル『MUTV』でエバンスを迎え入れた意図を説明。経験豊富な35歳にトレーニングへ参加してもらえることがチームの利益になるとし、そのパーソナリティを称えた。

「彼は我々と一緒にトレーニングを積むため、ここへやって来た。我々はまだチーム全員が揃っておらず、6月に代表ウィークを戦った何人かの選手は帰ってきていない。そんななかで彼と手を取り合うのが良いアイデアだったわけだ」

「経験豊富かつ高い次元のプレーヤーであることは誰もが理解しているだろう。同時に素晴らしい人格者であり、周囲の人間に対して大きな影響力を持つ。とりわけ若い選手の助けとなるはずだよ。エバンスとユナイテッド、まさに双方の利益だ」

『ミラー』によると、エバンスはリヨン戦の45分間しか実戦に臨んでいない現段階では、予定通り今月31日の契約切れが濃厚。それでも、アメリカでのプレシーズンツアーを通じてアピールに成功すれば、1年契約を勝ち取る可能性も十分にあるとのことだ。

ユナイテッドは31日までにアーセナル、レクサム、レアル・マドリー、ドルトムントとのプレシーズンマッチを戦う。

© 株式会社シーソーゲーム