ミトロヴィッチがフラムの対応に不満あらわに

ミトロヴィッチはサウジアラビアへの移籍を熱望©Getty Images

フラムに所属するセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロヴィッチが自身を売却する気のないクラブに対し怒り心頭のようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

報道によると、ミトロヴィッチには今夏サウジアラビアの強豪アル・ヒラルから入札があり、ミトロヴィッチ自身はこの移籍に前向きな姿勢を見せている。しかしながら、彼を手放したくないクラブは2度にわたるオファーを拒否。評価額を5200万ポンド(約94億円)に設定し、実質放出を認めない非売品として扱う対応を見せた。

この対応を受けて、自身の要望を聞き入れないクラブにミトロヴィッチは激怒。同メディアによると、ミトロヴィッチは近親者に対して二度とフラムでプレーしないと語っていたという。

当初はプレシーズンのアメリカツアーを戦うチームから離脱することも視野に入れていたミトロヴィッチだったが、現在は代理人のピニ・ザハヴィ氏らの説得もありチームに帯同しているそう。それでも依然として再びこのセルビア代表FWがフラムの選手としてプレーするかについては不透明なままだ。

ミトロヴィッチは1994年生まれの28歳。2018年にフラムに5年契約で完全移籍すると、大柄な体格を武器に得点を量産。2021-22シーズンにはEFLチャンピオンシップ(英2部)史上歴代最多得点となる44得点を記録した。また、セルビア代表でも79試合52ゴールの驚異的なスタッツで歴代最多得点記録を保持している。

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