ＬＩＮＥ（ライン）とタイの商業銀行大手カシコン銀行の合弁会社カシコンＬＩＮＥは19日、同社の銀行サービス「ＬＩＮＥ ＢＫ」のアクティブユーザー数が2023年６月末時点で570万人を突破したと発表した。１年前と比べて100万人以上増えた。
カシコンＬＩＮＥのタナ最高経営責任者（ＣＥＯ）は23年上半期（１～６月）を振り返り、「事業は計画通りにうまくいっている」と述べた。預金口座は740万口座、デビットカードの発行枚数は320万枚、2020年10月のサービス開始以来の融資残高は600億バーツ（約2,460億円）となっている。
ノンバンクのスリサワッド（Srisawad）や宝石小売りオーロラ・デザインと行った各キャンペーンも好調で、ＬＩＮＥ ＢＫの顧客１万2,000人が２社の金融サービスを利用した。
ＬＩＮＥ ＢＫはさらに認知度向上に向け、コーヒー自動販売機「Tao Bin」の運営会社と提携し、同社の自販機から商品を購入する際、ＬＩＮＥのアプリを使ってＱＲコードから決済すると５バーツをキャッシュバックするなどの販促活動も展開している。
カシコンＬＩＮＥは下半期（７～12月）には保険仲介業務も始める計画だ。
