ブドウの鮮度を長く保つことができる装置を導入/JA晴れの国岡山が新見市のブドウ選果場2カ所へ/ピオーネ初出荷に合わせて稼働【岡山・新見市】

岡山県新見市内のブドウ選果場に、ブドウの鮮度を長く保つことができる装置が全国で初めて導入され、特産のニューピオーネの初出荷に合わせて7月20日から稼働しています。
鮮度保持装置はJA晴れの国岡山の新見市のブドウ選果場2カ所に導入されたもので、このうち1カ所で使用が始まりました。
装置は箱詰めしたブドウを流すラインをまたぐ形で設置され、鮮度保持のほか、カビや腐敗の低減に効果がある「近赤外光」を当てる仕組みになっています。
選果場には、この日朝収穫した加温ハウス栽培のニューピオーネおよそ600キロが運び込まれ、装置に通したあと、岡山をはじめ大阪や姫路などの市場に出荷されていきました。
今回導入した鮮度保持装置は四国電力のグループ会社・四国総合研究所などが開発したもので、果物では桃や温州ミカンなどでも効果が確認されています。
JA晴れの国岡山によると、この装置の導入でこれまでより3、4日長くブドウの鮮度が保たれるということで、市場での評価が高まり、ブランド力向上につながると期待されています。

© テレビせとうち株式会社