「最初5秒は20キロ」で燃費が10%向上 エコドライブで「エアコンも効率的に」 ガソリン値上げに負けない夏の運転術

梅雨が明けいよいよ夏本番です。仕事だけでなく、車でお出かけすることも多くなる季節。でも、レギュラーガソリンの価格は上がり続け、気温も上昇。快適なドライブにはエアコンも欠かせない。燃費をよくする運転術を探ります。

資源エネルギー庁が発表したレギュラーガソリンの広島県内の平均価格は、7月3日現在で1リットルあたり171円40銭で、上がり続けています。

ガソリンスタンを利用するトラック運転手は「毎日のことなので、家計が圧迫されていますね」とこぼし、別の利用客は「毎日、乗っているので身にしみます」と肩を落とします。

2023年の広島県内のガソリンの卸売価格は、ほぼ横ばいで、大きく値上がりはしていません。一方で、価格高騰の軽減策として、政府が支給している補助金が縮小されているため、小売価格が上がっているということです。

広島市内のガソリンスタンド「平和サービスステーション庚午橋SS」の薮本健一マネージャーは「ガソリンの値上げについてはかなり痛い。これ以上、上がったら客足も減る」と話します。

ただ、暑さをしのぐためにはエアコンも欠かせません。

トラック運転手
「全開ですね。なので余計、燃費に悪いです」
利用客たち
「ずっと使っています。温度を最低にしています。背に腹は代えられない」
「つけだしたらもうだめです。もうやめられません。つけるまでは我慢できましたけど」

ガソリンは高いけど、エアコンは使いたい…。燃費を良くして効率よくエアコンを使う方法はあるのでしょうか?ロードサービスのスペシャリスト、JAF広島支部の渡辺さんに聞きました。

燃費向上のカギは「エコドライブ」 ゆっくりアクセルを踏む・タイヤの空気圧不足にも注意

燃費を良くして効率よくエアコンを使う方法をJAF広島支部の渡辺さんに聞きました。

JAF広島支部 渡辺伸一 さん
「夏場になると早く冷やしたいと、かなり温度を低めにしてエンジンをかけると思います。そうなるとエアコンのコンプレッサーは回り続けるので、おそらく燃費は悪くなります。あまり冷やし過ぎないように24~25℃ぐらいで調整するのがいい」

渡辺さんは、エアコンの使用方法として温度を下げすぎないように設定し、オート機能を使用することでムダな風量を抑えることが大切だといいます。

また、運転開始時に効率よく車内を冷やす方法もあるそうです。車に乗ったとき車内温度が高いときだけ、外気取り込みモードにし、さらに窓を開けて走ります。車内の暑い空気を入れ替えられると、そのあとは内規循環で冷えていくといいます。

さらに、燃費をよくするには、「走り方」が大切だといいます。
ゆっくりとアクセルを踏んで車を発進させる
最初の5秒で時速20キロが目安。10%程度の燃費が改善される
タイヤの空気圧を適正な値に調整する
空気圧不足は、市街地で2%、郊外で4%燃費が悪化
車の中にいらないものを積まない
100キロあたり3%燃費が悪化

ガソリン高騰による政府の補助金は、9月で終了する予定です。現在の水準だと、補助金がない場合の小売り価格は182円50銭に。1リットルあたり180円台は避けられないかも…。エアコンが欠かせない暑い夏は、安全にもつながる「エコドライブ」が節約につながることになりそうです。

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