「もう厳しいところもあるけど…」福田正博が思う、56歳キングカズが持つ本当のスゴさとは

かつて浦和レッズや日本代表で活躍した名ストライカーの福田正博氏が、今回前園真聖のYoutubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に出演した。

例によって日本代表での歴代ベストイレブンを選ぶ企画がスタートしたが、FWにはあのキングカズこと三浦知良をセレクトした。

福田正博はこのセレクトについて以下のように話し、56歳にして現役を続けるカズの凄さについて以下のように語っていた。

福田正博

「カズの何が素晴らしいかといえば、56歳でプロのサッカー選手でいること。

俺もサッカーをやれと言われたら、どうにかやれるかもしれない。でもプロとしてやれるかと言ったら別の話だからね。

プロはお金を貰わなければいけない。それだけお金を生むだけの価値を持っている。

彼が移籍します、試合に出ます、ゴールを決めました、それだけで必ずニュースになる。そんなJリーグの選手はいますか?そんなにニュースにならないよね。

お金も人も動かすことができる。それは彼の価値だから。それはスゴいなと思う。

いろいろ言う人はいるよ。そりゃ56歳にもなれば厳しいところもある。だけどプロってそれだけではない。カズは人もお金も動かせる。

いつまでやるの、と聞いたら『わからない』って。それは他に好きなことがないから。サッカー以外やりたいことがないから、情熱を一番傾けられて、どうしたらいいのかと考える。

情熱ってよく言うけど、それを持ち続けるって大変だなって。カズだったら辞めても生活できるし、いくらでも選択肢があるんだよ。

だけど彼はそれしか情熱を傾けられない。しかも、それが言えてしまうというね。

だから、カズを見ていると自分ももっと頑張らなきゃなと。50歳だからもう…とか言っている場合じゃないよと、自然に思わされる」

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プロ選手というのはお金を生まなければならないもので、カズは56歳になってもその価値を持ち続けていて、そこにすべての情熱を注いでいる。誰にも真似することができないエネルギーと純粋さに凄さを感じているようだ。

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