ボンネットに男性がしがみついた状態でおよそ50メートルにわたって車を走らせ、落下した男性に大けがをさせたとして、広島県福山市の会社員(66)が逮捕されました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは福山市北吉津町の会社員の男(66)です。
警察によりますと男は20日午後3時すぎ福山市木之庄町で、自分が運転する軽乗用車のボンネットに会社役員の男性(59)がしがみついた状態を知りながら、およそ50メートルにわたって殺意をもって車を走行させて、男性を路上に落下転倒させた疑いがもたれています。
男性は頭の骨を折るなどの大けがをしました。
調べに対して男は「悪いのは相手のほうです。私は何もしていません」などと供述しているということです。
目撃者から「ボンネットから人が振り落とされた」と110番通報があり、警察が駆けつけたところ、男性が路上に倒れていたということです。
その場から立ち去った車の行方を警察が探していたところ、20日午後11時半ごろ、男が警察に出頭してきたということです。
男と被害男性は面識がないということで、警察は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、事件のいきさつを調べています。