第105回全国高校野球選手権記念岩手大会第9日は20日、盛岡市のきたぎんボールパークと花巻市の花巻球場で3回戦4試合が行われ、悪天候などで2日間順延となった熱戦を再開した。花巻東、盛岡商、一関学院、盛岡誠桜がベスト8に名乗りを上げた。
第1シード花巻東は延長十一回タイブレークの末、粘る水沢商を5―2で振り切った。盛岡商は打線が好調で11―1の五回コールドでシード水沢工を下し5年ぶりに8強入りした。
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粘って、守って、全員で白星をつかんだ。延長十一回の激闘を制し、「逆転の花巻東」を新球場に刻んだ。
十一回は広内駿汰(3年)が犠打を決め1死二、三塁。「スタンドの声援も聞こえていた。自分が決めてやる」と久慈颯大(同)が右中間三塁打を放ち、勝利を引き寄せた。