矢板市が手がける「文化とスポーツの複合施設」の建物本体工事が6割近く終了し報道陣向けに公開

 矢板市が2024年4月のオープンを目指して建設を進めている、矢板市文化スポーツ複合施設の建物本体の工事が6割近く終了し、20日に報道陣向けに公開されました。

 矢板市が手がける「文化とスポーツの複合施設」は、矢板市の中心部にあるとちぎフットボールセンターの隣に位置し、去年(2022年)9月から建設が進められています。

 この施設は、2019年の東日本台風で被災して使用ができなくなった市文化会館と老朽化する市体育館の両方の機能を併せ持つ施設になります。建物は鉄筋コンクリート造の2階建てで、延べ床面積は約3300平方メートル、建設費は約14億円です。

 20日に公開された1階北側の多機能ホールと南側のアリーナは、どちらも広さ約755平方メートルで矢板産のスギ材が壁に張り巡らされています。

 2階には、トレーニング機器などを設置するフリースペースと研修室が3部屋、さらに東側には市民の憩いの場になるテラスが設けられています。そして、県内でも珍しい軽量で耐久性に優れているカラーガルバリウム鋼板を使った、曲線をデザインした屋根も公開されました。

 この複合施設は、県内の公共施設では初めて省エネ性能表示の「ゼブ・レディ」の認証も受けていて、1次エネルギーの年間消費量を54%削減できる性能を備えています。

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