下着姿の写真販売、女性市議…次期選挙は非公認に ファンサービス、結果的に迷惑

維新市議、次期選挙は非公認 下着写真を販売=上尾市

 日本維新の会の埼玉県総支部(高橋英明代表)は18日、同党に所属する佐藤恵理子上尾市議(37)が入党時やその後に報告せず公務外の業務を行っていたとして次期選挙で非公認とする処分とした。佐藤氏は交流サイト(SNS)上で下着姿などの写真を希望者に販売していた。次期同市議選は11月26日告示、12月3日投開票。

 同支部の担当者によると、処分理由は佐藤氏が入党時の申請書で業務について申告せず、入党後も報告せず継続したこと。写真の内容については無関係という。関係者は「販売での収入を確定申告もしていたので、本人も業務と認識していたはずだ。口頭注意もしたが、その後も続けていた」と話した。

 佐藤氏は取材に、短文投稿サイト(ツイッター)上で写真を販売したと認め、「希望者がいたので、販売した。表現の自由だと考えている」と説明。「入党時の書類や面接で詳しく聞かれたか記憶になく、ファンサービスの一環のようなことを逐一報告するのもどうかと思った。ただ、党に所属する立場であり、結果的に迷惑をかけてしまった」と話し、処分への異議申し立てについては検討中とした。

 佐藤氏は2019年に「NHKから国民を守る党」(当時)から上尾市議選に出馬し、初当選。22年に維新に加入した。佐藤氏によると、当選後も複数回写真を販売したが、露出の多い写真は今回が初めて。購入者3人に写真を渡しており、処分を受けて他の購入者への販売は差し止め、対応を検討しているという。

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