北陸梅雨明け、夏が来た 金沢30.3度

氷柱に涼を感じる家族連れ=21日午前9時20分、金沢市の近江町市場

  ●近江町市場に氷柱

 気象庁は21日、北陸地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より2日早い。金沢地方気象台によると、石川県内は今後1週間ほど、夕立程度の雨はあるものの晴れて暑い日が続く見込み。

 県内は21日、高気圧に緩やかに覆われて晴れた。金沢の正午までの最高気温は30.3度でほぼ平年並みだった。近江町市場では夏本番に向け、入り口や通路に氷柱が設置され、買い物客が涼を感じ取った。

 21日は四国でも梅雨明けが発表された。明けていないのは梅雨のない北海道を除いて九州、関東甲信、東北となった。

 北陸地方の梅雨入りは6月11日だった。梅雨入り・明けの発表は速報値で、気象庁は春から夏の天候経過を検討した上で期日を見直す場合がある。昨年は梅雨明けの日が特定されなかった。

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