囲碁3大タイトル本因坊 仙台市出身の一力遼棋聖が奪取

囲碁の3大タイトルの1つ本因坊戦で、挑戦者で仙台市出身の一力遼棋聖が勝利しタイトルを初めて獲得しました。

本因坊は、棋聖、名人とともに格式が特に高いとされる囲碁の3大タイトルの1つで、仙台市出身の挑戦者、一力棋聖が井山裕太7冠に挑み、3勝3敗で第7局にもつれ込みました。

19日と20日の2日間にわたり行われた第7局も一進一退の攻防になりましたが、一力棋聖が20日午後8時、218手で白番中押し勝ち。4勝3敗として本因坊のタイトルを奪取しました。

一力遼棋聖「まだあまり実感はないんですけれど、とりあえずほっとしているところです。自分の中でけっこう苦しい時期もあったんですけれども、最後に踏みとどまれたのは自分にとっても自信につながるかな」

本因坊のタイトルを獲得した一力棋聖は、棋聖と合わせて3大タイトルのうち2つを占める2冠となり、名人も含めた3冠を目指します。

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