初の国歌侮辱罪案件で禁固3カ月

スポーツ選手の張家朗氏が2021年7月に東京オリンピックで金メダルを獲得したが、カメラマンの鄭栄進氏(27歳)が張氏の金メダル受賞の動画に逃亡犯条例の改正反対デモに関連する楽曲『願栄光帰香港』を加えてユーチューブで公開したため、先に国歌侮辱罪で有罪が確定した。7月21日付香港各紙によると、東区裁判法院(地裁)で20日、国歌侮辱罪で初めて有罪が確定した被告に対して禁固3カ月の刑が下された。裁判官は判決を言い渡した際、「国歌は国家の尊厳、統一、領土保全を表すもの。被告の罪は深刻で、さらにスポーツ選手を尊重せず、模倣を誘発する可能性があるため、判決には抑止効果が必要」と述べた。さらに鄭被告には反省の色がなく、『願栄光帰香港』の背後にある意味を知らなかったと供述したが、政党活動や集会に参加していたことから知らないはずはないと指摘した。

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