カメラがとらえた事件の瞬間 ボンネットに男性しがみついたまま50m走行 殺人未遂の疑いで逮捕の男「悪いのは相手のほう」広島【動画ニュース】

ボンネットに男性を乗せたまま50メートル車を走らせ、振り落として大けがをさせたとして、広島・福山市の会社員が逮捕されました。付近の防犯カメラには事件の瞬間がとらえられていました。

ボンネットに座る男性。向きを変えてしがみつくと、いったんバックしてそのまま走り出す黒い車…。現場付近の防犯カメラがとらえた映像です。

殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、福山市北吉津町の会社員・池田耕三 容疑者(66)です。

警察によりますと、池田容疑者は、20日午後3時すぎ、福山市木之庄町で、運転する軽乗用車のボンネットに会社役員の男性がしがみついていると知りながら、およそ50メートルにわたって殺意をもって車を走らせ、男性を路上に振り落とした疑いがもたれています。

男性は、頭の骨を折るなどの大けがをしました。

調べに対して池田容疑者は、「悪いのは相手のほうです。わたしは何もしていません」などと供述しているということです。

目撃者
「男2人が大きい声で向こうに歩いて行った。ちょっとしたら軽四が(エンジンを)吹かしながら出てきて、見たらボンネットに人が乗っていて、何をしよんじゃろうって感じでしたね」

警察が、立ち去った車の行方を探していたところ、深夜になって池田容疑者が出頭してきたということです。2人に面識はないということで、警察が事件のいきさつを調べています。

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