警官名乗る男にカードだまし取られ、900万円引き出される 81歳女性が被害

京都府警舞鶴署

 京都府警舞鶴署は21日、舞鶴市内の女性(81)がキャッシュカード2枚をだまし取られ、銀行口座から計954万9千円が引き出される被害があったと発表した。同署は特殊詐欺事件とみて捜査している。

 同署によると、女性の自宅に2月23日、警視庁の警察官や検事などを名乗る男から「詐欺の犯人として逮捕した男がだまし取ったお金を(女性の)口座に振り込んだと言っている」と電話があった。3月上旬には「身の潔白を示すには優先調査が必要」としてキャッシュカードを作るよう指示する電話があり、同10日に自宅を訪れた警察官を名乗る男に手渡したという。

 女性はその後、さらに200万円を用意するよう言われたことから長女に話して発覚。6月26日に同署に相談があったという。

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