ワカサギ漁解禁 茨城の霞ケ浦・北浦 「夏の味覚」今年は良形

漁の解禁日に水揚げされるワカサギ=21日午前5時40分、行方市手賀

茨城県の霞ケ浦・北浦で21日、ワカサギ漁が解禁された。各湖畔の船だまりではキラキラと輝く「夏の味覚」が次々と水揚げされた。

同県行方市手賀の霞ケ浦湖畔では午前5時半ごろ、伊藤一郎さん(57)の漁船から体長5センチほどに育ったワカサギが水揚げされた。伊藤さんは「今年は少し大きめで形が良い。脂が乗っていて最高においしいので、天ぷらにして食べてほしい」と話した。ワカサギは同市玉造甲の観光物産館「こいこい」などで販売されるという。

県によると、この日は霞ケ浦で107隻、北浦で16隻が操業。平均漁獲量は霞ケ浦が前年比8.8キロ減の9.8キロ、北浦は同2.2キロ増の4.5キロだった。漁期は12月31日まで。

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