マンチェスター・ユナイテッドが新たな守護神オナナの獲得を発表

写真:マンチェスター・ユナイテッド加入が発表されたオナナ©Getty Images

現地時間20日、カメルーン代表GKアンドレ・オナナのマンチェスター・ユナイテッドへの加入が発表された。クラブ公式サイトが伝えている。

長年守護神を務めたスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの退団に伴い以前より可能性の報じられていたオナナのマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が遂に実現した。2028年までの5年契約で1年間の契約延長オプション付き、移籍市場専門サイト『トランスファーマルクト』によると移籍金は5250万ユーロ(約83億円)となっている。

オナナは1996年生まれの27歳。母国の英雄、サミュエル・エトーが設立したサミュエル・エトー・アカデミーでユース時代の前半を過ごし、2010年に名門バルセロナの下部組織に引き抜かれた。2015年にアヤックスのセカンドチームでプロデビューを飾ると翌年には順調にトップチームへ昇格し、2022年夏にインテルへ移籍するまでに3度のリーグ優勝に貢献した。インテルには1シーズンのみの在籍となったが、国内カップ戦での優勝やチャンピオンズリーグ決勝戦でゴールマウスを守るなど、確かな実績を残した。

加入にあたってオナナは、クラブ公式サイトで以下のようにコメントした。

「マンチェスター・ユナイテッドに加わるということはとても名誉なことだ。ここにたどり着くまでの道のりは平坦ではなかったが、この瞬間のために今までの人生で必死に努力をしてきた。オールドトラッフォードでゴールを守ること、そしてチームに貢献することは素晴らしい経験になるだろう。新たなチームメイトと新たな野望。これは僕にとって新たな旅の始まりだ」

持ち前の身体能力を生かしたセーブと確かな足元の技術に定評のあるオナナ。アヤックス時代の恩師エリック・テン・ハフ監督が率いるチームへの迅速な適応が期待されている。

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