ライオンでなくイノシシ? 独ベルリン、猛獣捜索打ち切り

20日、ベルリン近郊で捜索に当たる警察官ら(Fabian Sommer/DPA提供・AP=共同)

 【ベルリン共同】ドイツの首都ベルリン近郊でライオンのような大型動物の目撃情報があり、大規模な捜索を展開していた地元警察は21日、イノシシの可能性が高いとして捜索を打ち切った。

 19日深夜に「イノシシを追いかける雌ライオンを見た」という住民の通報を受け、警察は数百人の警察官やヘリコプター、無人機(ドローン)を投入し、大規模な捜索を展開。近隣住民に外出自粛を求めるなど騒ぎになっていた。

 目撃した住民が撮影した動画を専門家が分析し、イノシシの可能性が高いと判断した。付近で猛獣の痕跡も見つからなかったという。

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