ロシア、政権批判の元大佐を拘束 ウクライナ侵攻巡り

 タス通信は21日、2014年にロシア系住民が多いウクライナ東部で独立を宣言した親ロシア派「ドネツク人民共和国」の国防相を務めたロシア軍の元大佐イーゴリ・ストレルコフ氏が同日、モスクワで治安当局に拘束されたと報じた。

 ストレルコフ氏の妻は、同氏が過激な言動をした疑いで連邦捜査委員会に連行されたとSNSに投稿した。

 ストレルコフ氏は、ウクライナ侵攻でロシア軍の作戦が消極的すぎるとして、プーチン政権や国防省への批判を繰り返していた。14年にウクライナ東部で298人が死亡したマレーシア航空機撃墜事件で殺人罪に問われ、22年にオランダの裁判所から終身刑を言い渡されている。

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