グヴァルディオルのマンチェスター・シティ移籍間近報道は誤報

写真:一時は移籍間近とも報じられたグヴァルディオル©Getty Images

RBライプツィヒに所属するクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオルのマンチェスター・シティへの移籍が取り沙汰されている中、現段階で合意には至っていないようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

同メディアはドイツ支社である『スカイ・ドイツ』から独自の情報を入手。それによると、複数メディアによって報じられている、合意は完了し移籍は間近というニュースは事実と異なるようだ。

RBライプツィヒの監督を務めるマルコ・ローゼは『スカイ・ドイツ』の取材に対し、「彼(グヴァルディオル)はチームの一員だし、私が知る限りではチームを離れることはない。彼がメディカルチェックや移籍に向けた手続きを控えていることは知らない」とコメント。連日の報道とは異なり、グヴァルディオルの移籍交渉は合意からは程遠い状況であることを示唆した。

一方で『スカイスポーツ』は、マンチェスター・シティが一貫した選手評価の基準を持っていることにも言及。「過去の移籍市場を見ても、マンチェスター・シティは非常に規律を持って動いている。もしも選手の価格が彼らの評価に見合ったものでなければ、彼らはすぐに交渉の場を離れる」とし、RBライプツィヒがグヴァルディオルの売値として設定している1億ユーロ(約160億円)という莫大な金額にも触れた。

グヴァルディオルは2002年生まれの21歳。母国の名門ディナモ・ザグレブでユース時代の大半を過ごすと2019年にトップチームデビューを果たす。現所属のライプツィヒには2021年夏から在籍しており、2026年までの契約を残している。

また、クロアチア代表としても昨年開催されたカタールワールドカップに出場し、3位入賞を果たしたチームの主力として活躍した。

年齢や残り契約期間を考慮すると移籍金はかなりの額になることが予想されるグヴァルディオル。マンチェスター・シティにとって、交渉は一筋縄ではいかないだろう。

© 株式会社SPOTV JAPAN